福岡神社

江戸時代の福岡神社参拝絵図

福岡神社参拝絵図


江戸時代の福岡神社参拝絵図


この絵図は、福岡神社の釣殿に掲げられています。
文久2年(1862)8月27日に奉納されたもので、いまでも色彩が鮮明に保たれています。是非実物の額画をご覧下さい。




「西祖の南宋画家、橋本松陵、(1871~1939)が、昭和3年6月の神社修復の際にこれに着色され、鮮明で確実な当時の行事を文化財として後世に残されたのである。

神社の階段には鉄砲を肩に持つ行列、次は槍の組、春日大明神と書いた旗を持つ人、そして“しし舞い”、さかきの木をかつぐ子ども、奴(やっこ)姿の人々、“みこし”と、現代では見られない。

おそらくこの後には武士団がいたと想像されるが、行列の変化があったとしてもいまから七十有余年前に、この盛大な行列は御休から姿を消したという。


引用 昭和58年8月28日発行 郷土史探訪99 福岡神社(その2)より